走ることについて語るときに僕の語ること ｜村上 春樹

走ることについて語るときに僕の語ること
村上 春樹
文藝春秋 刊
発売日 2007-10-12




村上さんのランナーとしての一面を興味深く読みました。 2007-10-19
「海辺のカフカ」「ねじまき鳥クロニクル」などの代表作品において、主人公たちは筋トレをし体を身軽にしている。これらのトレーニングの場面は読んでいてとてもリアルなのですが、本書を読み村上さんの体験が大きく反映されたものだということが分かりました。



　小説を書き続けながら、もう一方で「走る」ということを継続されてきたことで、文章の質もあげてきたということをいわれておりました。「走る」といっても年に一度のペースでフルマラソン、トライアスロンをされており、決して続けることは簡単ではないと思います。しかし30年も休まず続けている。次回小説にはどのような形で、走り続けたとが意識的にも無意識的にも反映されるのか興味深いです。村上さんのランナーとしての一面を興味深く読みました。


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