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DATE : 2024/11/23 (Sat)
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DATE : 2007/10/18 (Thu)
走ることについて語るときに僕の語ること走ることについて語るときに僕の語ること
村上 春樹
文藝春秋 刊
発売日 2007-10-12




一人の人間として 2007-10-17
この本を読んで、特に初期から中期の村上作品に通奏低音のように

流れている「諦観」の根源が何にあったのか少し分かったような気がする。



人生とは基本的に不公平なもので、青年はいつか大人になり、

「自分が持っているものだけで何とかやっていくしかない」という

事実に気づく。

いくら脳減る賞だの世界の村上だの言われても、限りある能力を持つ

一人の人間という意味では、僕らと何も変わらないんだなと思い、

なんだかあたたかく励まされたような気持ちになりました。



そして、自分も村上さんのような人間でありたいと思いました


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