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DATE : 2024/12/04 (Wed)
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DATE : 2007/04/14 (Sat)
To LOVEる-とらぶる 3 (3)To LOVEる-とらぶる 3 (3)
矢吹 健太朗 /長谷見 沙貴
集英社 刊
発売日 2007-04-04




王道にして異端? 2007-04-07
今までこの漫画を低評価にしてたが、少し評価が上がったというか、認識が変わった。酷評意見も正しいと思うし、いい漫画だとはやはり思えないが、なんか特殊な漫画に感じてきた。



絵がうまいだけ、内容がない、ベタすぎ、狙いすぎなお色気カット。子供の頃なら楽しく読めてたかもしれないが、やはり漫画としてはイマイチだと思う。

しかし。エロ絵に関してイラストだけを見るより、多少なりバックストーリーやそこに至る経緯があったほうが絵も映える。つまりこの漫画ってストーリーを読ませることを放棄してでも、ひとつの絵やシーンを見せるようとしてるんじゃないだろうか。

中身はセリフをポンポン飛ばして読んでも大体分かるくらい読み応えはない。ただ、ある絵や様々なシチュエーションへ導くプロセスだとすれば懲りすぎてるくらいだ。そう見るとおもしろいスタイルの作品に思えてきた。深い設定は自由度が下がるのでベタにこだわり、多少無個性でも見やすい絵で描く。友情・努力・勝利のジャンプの中で、ベタなのに隙間をついたようなオリジナル漫画かもしれない。

なんて思ってみたり。





個人的に素直に好きだとは思えないしおもしろいとも思わない。でも嫌いっていうのは「その他」に埋もれない存在感がある。

自分なりに傾向を理解したら読みやすくなった。相変わらず感動や衝撃の展開にはハナから適わない漫画だが、他の連載作の質が落ちてきてる今、内容を望まないこの漫画は気兼ねなく読めてしまう。


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