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DATE : 2024/11/24 (Sun)
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DATE : 2007/03/03 (Sat)
不都合な真実不都合な真実
アル・ゴア
ランダムハウス講談社 刊
発売日 2007-01-06




衝撃的な内容だが、諦めない前向きな姿勢が希望を与えてくれる 2007-03-01
インパクトの強い写真と効果的なグラフと大き目の字とで非常に読み易く理解しやすい構成である一方で、ところどころに著者の人生と地球環境との関わりについての文章が3段組の細かい字で挟み込まれており、地球環境問題を自分のものとして感じさせてくれるとともに、「分かり易いけどあっと言う間に読み終わってしまう本」ではなく、読書家の欲求もある程度満足させてくれる本になっている。

「読み易く分かりやすい」というのは、地球温暖化という、人類にとっての一刻を争う最重要課題を多くの民衆に知らしめるという使命を帯びた本にとっては最も大事なことで、目的に叶った作りがなされていると言える。



種の絶滅が恐竜絶滅のときに匹敵するスピードで進んでいること、北極と南極の氷がすさまじい勢いで溶け出していることなどは、このまま行けば人類を含む生物の大絶滅が目前に迫っていることを明確に示している。

この本に書かれていることは、何十年も前から学者たちによって警鐘が鳴されてきたことばかりで、ようやく誰の目にも明らかに見える状態になったことが、この本の出版されるトリガーになったと思われるが、それと同時に、本来であれば、こうなる前に手を打たなければならなかったはずだ、打てたはずだ、と悔しい思いで一杯になる。



世界中の専門家が集まって長期に渡り共同研究が行われた結果、全体の総意として出された結論が「今、手を打たなければ取り返しがつかないことになる」というものだったということで、今日から世界がひとつになって根本的対策を打つ方向に動くきっかけとなることを強く願わずにはいられない。



最後に、元副大統領でありながら、温暖化に関するブッシュ政権の意図的な情報操作を非難しているのは称賛に値する。


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