よつばと! 6 (6) ｜あずま きよひこ

よつばと! 6 (6)
あずま きよひこ
メディアワークス 刊
発売日 2006-12-16




懐かしさと、思い出と。それから知るのは新しさ。 2006-12-19
それは、誰もが子供だった頃の話。



今日の次も、またずっと今日が来ると思っていた。

脈絡ない行動にも、自分なりに通した筋があった。

理由のないような仕草にも、一つ一つ理由があった。

褒められることの嬉しさと、怒られることの悲しさを知って、

少しずつ、無邪気なままではいられなくなった。



最初の自転車を買って貰ったとき。

初めて、世界の広さを知った。

確かに、世界は広がっていた。

この世界のどこへでも、どこまでも行けると思って日が暮れるまで駆け回った。



誰もが『よつば』だった頃が、確かにあった。

それは深く、遠く、記憶の底にやってしまった思い出だから。

だからこんなにも、ゆっくりと優しく、この漫画は心に染みる。

―――読むたびに、僕らの心を満たしていく。



なんて戯言抜きに、相変らず誰もが楽しめる漫画のお手本のような漫画です。

湧き出る感情に言葉は不要。

そう、今日も世界は広がっていく。



読んでください。それだけです。





ところでスーツ姿のとうちゃんにトキメイてしまったのは俺だけじゃないですよね？


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