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DATE : 2006/12/12 (Tue)
ふぞろいな秘密ふぞろいな秘密
石原 真理子
双葉社 刊
発売日 2006-12-06




不ぞろいの林檎世代には、それなりに受けとめられます 2006-12-11
TBSドラマ「不ぞろいの林檎たち」の放映は1983年。今から23年前である。

時任三郎1958年、中井貴一1961年、石原真理子1964年、手塚さとみ1961年の生まれだから、

当時主人公の4人はみな、20歳前後。

筆者も含め、同時代に青春を過ごした人たちは今、40代半ばのはずである。



本書は暴露本というにはあまりに淡々としていて、

扇情的な描写も、感情的な描写もなく、

恋愛相手の実名が出ているという点だけが特異である。



この点(=実名)が巷間取りざたされているが、筆者にはあまり違和感はなかった。

もちろん「へぇ〜、そうだったのかぁ〜」というような感想はあったが、

例えていえば、30年ぶりの同窓会で誰と誰が付き合っていた、

というような話を聞かされた感覚に近く、

不快感よりも、懐かしい感覚のほうが上回った。



同世代の40代半ばの方には、違和感なく読めると思う。

ある種の懐メロとしてお勧めしたい。

たしかに、やや恋多き女性、ではあるようだが。


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