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DATE : 2006/12/10 (Sun)
ふぞろいな秘密ふぞろいな秘密
石原 真理子
双葉社 刊
発売日 2006-12-06




‘安全地帯’ファン必読の書 2006-12-09
 本書の出版会見で「昔から恋は秘め事と言って、表にさらけ出すことはタブー視されていたのでは?」と質問していた芸能レポーターがいたが、そのような秘め事を表に暴き出すのが芸能レポーターの仕事ではないのか。それとも自分が暴き出す前に、本人にペラペラと喋られては商売上がったりということか、著者に出版理由を聞く前に自問してもらいたいものだ。それに本書は暴露本ではない。暴露とは他人の秘密を明るみに出すことであり、本書は告白本としか定義のしようがない。

 本書で最も興味深い部分は、著者と相手の交際期間と、‘安全地帯’の活動のピークが一致しているということだ。本書の出版理由を勝手に推察するならば、あのような激しい恋愛の葛藤の末に名曲は生まれ、私たちはその恩恵にあずかっているということを著者は知って欲しかったのだろう。決して相手の才能のみで数々の名曲が生まれたわけではないということだ。本書を読んだ後、時系列にそって「ワインレッドの心」から安全地帯の曲を聴いてみて欲しい。今後私はあの頃の安全地帯の曲を涙なくしては聴けないと思うし、このような感動は実名の公表無くしてはありえない。

 問題はその苦悩の代償だ。相手には当然‘印税’というものがあるわけだが、では散々芸能レポーターにも追われた著者には何があっただろうか。本書がその代償であり、様々な意味で‘男’がいつも良いところを取ることを‘女’は許さないという、訴えられること覚悟の宣言なのだろう。

 そんな著者が、今やマッチョの象徴である現東京都知事と同姓であるということは皮肉としか言いようがないが、告白という行為自体が‘男’になってしまうということはまた別の話。


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